今月のおすすめbook10
2005年2月
対岸の彼女 対岸の彼女
角田光代(文藝春秋)

女、30歳。既婚、子持ちの「勝ち犬」小夜子と、独身、子なしの「負け犬」葵。立場が違うということは、ときに女同士を決裂させる。性格も生活環境も全く違う2人の女性の友情は成立するのか?第132回直木賞受賞作。
(1,680円-税込)


赤い長靴 赤い長靴
江國香織(文藝春秋)

「私と別れても、逍ちゃんはきっと大丈夫ね」そう言って日和子は笑う、くすくすと…。日和子と逍三は結婚して10年。子どもはいない。ささやかだけどかけがえのない日常、ふいによぎる影。何かがおこる予感をはらみつつ、怖いくらいに美しい、14の物語。
(1,470円-税込)


問題な日本語
問題な日本語
北原保雄(大修館書店)

へんな日本語にも理由がある!「全然いい」「こちら〜になります」「よろしかったでしょうか」単に「使ってはいけない」「この用法は間違っている」と指摘するだけでなくどうしてそういう表現になったのか、その誤用が生まれてくる「誤用の論理」は何なのかを究明する。
(840円-税込)


たった1分でできると思わせる話し方 たった1分でできると思わせる話し方
樋口裕一(幻冬舎)

「目上の人にもウンチクが最高の接近法」「××さんがおっしゃったように」を多用しろ、「得意の失敗談を作れ」ただ会話だけによって、それもほとんど仕事の話ではなく雑談によって、金も使わず元手も要らず、できる人に「見せる」方法を教えます。さりげない一言が、あなたを「頭のいい人」にする!
(1,365円-税込)


モンタナ・ジョー モンタナ・ジョー
村上早人(小学館)

天才的なカード捌きが、イタリアン・マフィアの目に止まり、東洋人の仲間と共にシカゴの暗黒街に足を踏み入れていくモンタナ・ジョーこと衛藤健。ついにはファミリーの大幹部にまで昇り詰めていく…。アメリカで映画化もされる日本人マフィアの凄絶人生。
(1,680円-税込)


ブランコのむこうで ブランコのむこうで
星新一(新潮文庫)

ある日学校帰りに、もうひとりのぼくに出会った。その男の子のあとをつけていったら知らない家に入っちゃったんだ。そこでぼくも家の中に入ったら…。33年前に書かれた本、しかも児童書向け。それが今、ゆっくりとベストセラーに。老若男女とわずに読んでほしい一冊。
(420円-税込)


三陸海岸大津波 三陸海岸大津波
吉村昭(文春文庫)

明治29年、昭和8年、そして昭和35年。三陸海岸は三たび大津波に襲われ、人々に悲劇をもたらした。大津波はどのようにしてやってきたのか?生死を分けたのは何だったのか?体験者の貴重な証言をもとに津波の恐ろしさを再現した震撼の書。
(460円-税込)


阪神・淡路大震災10年 柳田邦男編

阪神・淡路大震災10年
岩波書店

あの阪神淡路大震災から10年。被災地はどのようにして復興をとげたのか?そしてあのときの教訓は生かされているのか?新潟中越地震のおきた今、あらためてあの地震を検証してゆく。そして混乱の中から登場してきた「自律市民」の多様な活動を紹介する。
〈各735円-税込〉


贄門島 贄門島(にえもんじま) (上)(下)
内田康夫(実業之日本社)

21年前、父がした奇妙な体験に興味を覚えた探偵・浅見光彦は、房総の美しい小島・美瀬島を訪れる。そこで相次いでおきる殺人事件。そして島に伝わる怪しげな風習「生贄送り」が秘める謎とは?浅見シリーズ待望の新作!
(上下各…900円-税込)


終戦のローレライ I・II

終戦のローレライ
福井晴敏(講談社文庫)

昭和20年、日本が滅亡に瀕していた夏。崩壊したナチスドイツからもたらされた戦利潜水艦・伊507が国家の運命をねじ曲げてゆく。五島列島沖に沈む特殊兵器・ローレライとは一体なにか?「終戦」という歴史の分岐点を描ききった超大作。全4巻。
(I…490円-税込/II…730円-税込)