今月のおすすめbook10
2006年8月
オートフィクション オートフィクション
金原ひとみ(集英社)

結婚相手に依存することでバランスを保っている22歳の作家・高原リンは編集者からオートフィクション(自伝的創作)の執筆を依頼された。18歳、16歳、15歳の頃の出来事を男性遍歴から遡ってゆく…それは彼女が殺した過去の記録であり、過去に殺された彼女の記録であった。書き下ろし長篇。
(1,365円-税込)


ドラママチ ドラママチ
角田光代(文芸春秋)

コドモマチ、ヤルキマチ、ワタシマチなど、タイトルには「街」と「待ち」がかけられている。妊娠を待つ、プロポーズを待つ、恋人を待つ。中央線沿線の「マチ」を舞台に、人生の岐路に立ち、小さな変化を「待つ」ヒロインたちのさまざまな心の動きを描き切った短編集。
(1,350円-税込)


スピン スピン
山田悠介(角川書店)

少年による同時多発バスジャックが発生。ネットだけで外界と繋がってきた7人の少年たちの計画性の薄い犯行は、さまざまな出来事を引き起こす。一体何が目的なのか?それぞれのバスはただひたすら「東京タワー」をめざす!
(1,155円-税込)


イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学 イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学
イチロー・矢沢永吉(ぴあ)

人生、仕事、夢…稀代のメジャーリーガーと、ロック界のカリスマ、オンリーワンふたりの奇跡の対談が実現!自身の人生を振り返りつつ、仕事へのこだわり、人生に対する考え、夢を持つことの大切さなどについて熱く語り合う。2人の「哲学」はすべての日本人必読の一冊!
(1,365円-税込)


快楽 快楽 更年期からの性を生きる
工藤美代子(中央公論新社)

現実と欲望の間で揺れる身体とこころ。男性から見た女の更年期、セックスの重み、新たな性の目覚めに向けて、求めつづける女たち…。夫婦、不倫の恋愛はもとより、ホルモン治療や美容整形まで…様々なインタビューから更年期の性の問題を深く掘り下げるノンフィクション。
(1,575円-税込)


国家の大義

国家の大義
前野徹(講談社+α親書)

伝統と誇りを取り戻せば、日本は再び輝く!歴史を通して日本の伝統・日本人の精神を語り続けてきた著者が、西洋文明の限界と野蛮性を斬り、心の内なる先人の魂を呼び起こして、日本人の精神復興に立ち上がる。
(780円-税込)


重力ピエロ 重力ピエロ

伊坂孝太郎(新潮文庫)

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と謎のグラフィティアートの出現。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは?
(660円-税込)


出口のない海

出口のない海
横山秀夫(講談社文庫)

人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障の為、大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木は、なぜ自ら回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは─。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。
(620円-税込)


優しい秘密 優しい秘密 おいしいコーヒーのいれ方VIII

村山由佳(集英社文庫)

「かれんと付き合ってるって本当?」花村のおばさんからきかれ、とっさに否定してしまった勝利。誰も傷つけたくなくて、ふたりの関係を守りたくて、ずっと秘密にしてきた。それが間違いだったのか。大人気シリーズ「おいしいコーヒーのいれ方」悩み多き第8弾。
(400円-税込)


バッテリー V

バッテリーV
あさのあつこ(角川文庫)

「おれは、おまえの球を捕るためにいるんだ」天才スラッガー門脇のいる横手二中との再試合に向け、動きはじめる巧と豪。バッテリーはいまだにぎこちないが、豪との関わりを通じて、巧にも変化が表れつつあって─。横手の幼なじみバッテリーを描いた、文庫だけの書き下ろし短編も収録。
(500円-税込)