今月のおすすめbook10

2009年3月


英雄の書 英雄の書(上)(下)
宮部みゆき(朝日新聞社)

お兄ちゃんが人を刺すなんて…。「英雄」に取り付かれた最愛の兄を追って、少女は物語の世界に降り立った。そこで彼女は、すべての物語が生まれ帰する一対の大輪を前に、恐るべき光景を目にしてしまう…。現代を合わせ鏡に、今を生きる私たちの姿を描き出す傑作ファンタジー!
(各1,600円-本体価格/各1,680円-定価)


少女

少女
湊かなえ(早川書房)

高2の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から、親友の自殺を目撃したという衝撃的な話を聞く。その告白に魅せられた二人の胸にはある思いが浮かぶ…。「人が死ぬ瞬間が見たい」少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てにむかえた衝撃の結末とは?ベストセラー「告白」の著者が放つ書き下ろし長編。
(1,400円-本体価格/1,470円-定価)


ジェネラル・ルージュの伝説 ジェネラル・ルージュの伝説
海堂尊(宝島社)

その新人外科医は、なぜ将軍となりえたのか?東城大付属病院・救命救急センター部長・速水の若き日を描いた「ジェネラル・ルージュの凱旋」のスピンオフ小説。またエッセイや自作解説、登場人物一覧、関係図、年表、用語解説など「海堂尊ワールド」を徹底解剖したファン必読の一冊。
(1,200円-本体価格/1,260円-定価)


欲情の作法

欲情の作法
渡辺淳一(幻冬舎)

男と女は違う生き物。それを理解すれば、相手をその気にさせる法則が手に取るようにわかる!卵子と精子の性質の違いが意味するものとは?親近感を抱かせる褒めことばを発するコツとは?医師でもある著者ならではの全く新しい体験的恋愛入門講座。
(1,100円-本体価格/1,155円-定価)


どうせ、あちらへは手ぶらで行く どうせ、あちらへは手ぶらで行く

城山三郎(新潮社)

今日のために、今日がある…。今まであれこれ苦労し、やってきた。もうこれからは鈍々楽で生きよう…。亡き妻を回想する「そうか、もう君はいないのか」を執筆しつつ、著者は孤愁の日々を手帳に記した。老いを見つめる眼、限られた命の自覚、やわらかな軽みの境地。晩年を迎えるすべての読者に勇気を与える一冊。
(1,200円-本体価格/1,260円-定価)


断る力

断る力
勝間和代(文藝春秋)

日本人は「出る杭」を恐れて、どうしても人に合わせてしまう。しかし、無理に人に合わせることで組織も自分も疲弊してしまう。生産性をあげる最大の秘訣は「断る力」である。自分を客観的に見つめる「軸」を持ち、生産的な提言や交渉を行い、自分や組織にプラスの好循環を作るための変革の書。
(900円-本体価格/945円-定価)


やめたら やめたら
大橋巨泉(角川書店)

ミネラルウォーター、競馬の三連単、レジ袋、失言議員、地デジ…。日本はなぜこれほどイラナイものが多いのか?政治・スポーツ・テレビ・日常生活の「やめたら」。こんなモノいらない?!著者が日本再生のため提言する「遺書」。
(705円-本体価格/740円-定価)


楽しく使える故事熟語

楽しく使える故事熟語
石川忠久(文藝春秋)

不用意な発言をする政治家には「綸言汗の如し」、産地偽装の食品には「牛首をかけて馬肉を売る」、世界経済は「危うきこと累卵の如し」、ふと気づけば「人生は朝露の如し」。人の世の喜びも悲しみも、歴史物語であらわす故事熟語。味わい深い298語を一語1ページで紹介。
(667円-本体価格/700円-定価)


制服捜査 制服捜査
佐々木譲(新潮社)

札幌の刑事だった川久保篤は、道警不祥事による大移動で、志茂別駐在所に単身赴任してきた。十勝平野に所在する農村。ここでは重大事件など起きない、はずだった。だが、それが偽りであること川久保は実感する。やがて、13年前に起きた少女失踪事件に足を踏み入れていく…。警察小説に新たな地平を拓いた連作集。
(590円-本体価格/620円-定価)


Story Seller

Story Seller
伊坂幸太郎 他(新潮社)

これぞ「物語」のドリームチーム。日本のエンターテインメント界を代表する7人が、読み切り小説で競演!短編並の長さで読み応えは長編並、という作品がズラリ!まさに永久保存版アンソロジー。どこから読んでも、極上の読書体験をお約束。著作リストも完備して、新規開拓の入門書としても最適。
(819円-本体価格/860円-定価)