今月のおすすめbook10
2009年9月

太陽を曳く馬 太陽を曳く馬(上)(下)
高村薫(新潮社)

福澤彰之の息子・秋道は画家になり、赤い色面一つに行き着いて人を殺した。一方、一人の僧侶が謎の死を遂げる…。合田雄一郎がミレニアムを挟んで挑む二つの事件。血塗れの惨劇と僧侶の死には、共通点が…。「晴子情歌」に始まる三部作完結。
(各1,800円-本体価格/各1,890円-定価)


池袋ウエストゲートパークIX
ドラゴン・ティアーズ
ドラゴン・ティアーズ
石田衣良(文藝春秋)
茨城の工場から中国人少女が脱走した。彼女が戻らなければ250人の仲間が強制送還される。捜索を頼まれたマコトは中国人組織「東龍」に乗り込む。表題作の他、カリスマエステティシャンの詐欺を暴く「キャッチャー・オン・ザ目白通り」ホームレスが団結する「家なき者のパレード」など4篇。大人気IWGPシリーズ最新作!
(1,524円-本体価格/1,600円-定価)

獣の奏者 獣の奏者(III)(IV)
上橋菜穂子(講談社)
あの「降臨の野」での奇跡から11年後、ある闘蛇村で突然「牙」の大量死が起こる。エリンは「牙」の死の真相を探るうちに、歴史の闇に埋もれていた。驚くべき事実に行き当たる…。決して人に馴れず、また馴らしてもいけない生き物とともに生きるエリンの物語。壮大なスケールで描き出す、異世界大河物語、いよいよ完結!
(1,600円-本体価格/1,680円-定価)

カムイ伝講義 カムイ伝講義
田中優子(小学館)
白土三平のコミック代表作「カムイ伝」が江戸学の新視点を得て、新たな輝きを放つ!「いまの日本はカムイの時代とちっとも変わっていない」競争原理主義が生み出した新たな格差・差別構造を前にたちすくむ日本人に、江戸時代研究の第一人者が放つカムイ伝解釈。カムイ伝を知らない若い世代も必読の書。
(1,500円-本体価格/1,575円-定価)

ゲゲゲの女房 ゲゲゲの女房
武良布枝(実業之日本社)
「ゲゲゲの鬼太郎」で有名なマンガ界の巨匠・水木しげると連れ添って半世紀。赤貧の時代、人気マンガ家の時代、妖怪研究者の時代、そして幸福とは何かを語る現在…。常に誰よりも身近に寄り添っていた妻がはじめて明かす、生きる伝説「水木さん」の真実!水木夫人が夫婦の半生を綴ったエッセイ。
(1,200円-本体価格/1,260円-定価)

人生を変える万有「引用」力 人生を変える万有「引用」力
斎藤孝(ベストセラーズ)
すべてのものは、引用で成り立っている。知識とは「引用の集大成」。ビジネスでも学問でも芸術でも、とにかく世の中の第一線で活躍している人は豊かな「引用の森」を持っている。古今東西の名言・至言を、斎藤流に深遠な解釈で紹介。人生の資本をますます豊かにする、ビジネスで、恋愛で、魅力を発揮する五つのメソッド。
(752円-本体価格/790円-定価)

反骨心 反骨心
清原和博(角川書店)
人生、挫折ありき…。人生は試練を乗り越えるためにある。これぞ、男の生き方!戦うとは何なのか。逆境を乗り越え試練と立ち向かう。そこにはいつも、挫折の壁がある。すべては反骨心で夢をつかむ。「無冠の帝王」「不器用な男」の著者の人生哲学と生き様を公開する!
(705円-本体価格/740円-定価)

赤い指 赤い指
東野圭吾(講談社)
少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼らを狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼ら自身の手によって明かさなければならない」刑事・加賀恭一朗の謎めいた言葉の意味は?家族のあり方を問う傑作長編。
(552円-本体価格/580円-定価)

栄光なき凱旋 栄光なき凱旋
(上)(中)(下)
真保裕一(文藝春秋)
1941年。日系2世の3人の青年は、ロサンゼルスとハワイに暮らしていた。だが日本軍が真珠湾を攻撃したことから、彼らの生活は一変する。ジローは語学兵にスカウトされ、ヘンリーは日系人の強制収容に抗議して法廷へ。マットは仲間と銃を取る決意をする。激動の時代を生きる若者の姿を描く青春群像大作。
(上・中714円、下667円-本体価格
/上・中750円、下700円-定価)

99のなみだ 花 99のなみだ 花
(リンダパブリッシャーズ)
偶然に恩師の病気退職を知った教え子はたったひとりで卒業式を開くことを思いつく。恩師が注いでくれた深い愛情に応えようとする姿を描いた「仰げばとうとし」。家族を捨てたことを後悔する女性とその母を持つ息子の優しさが胸を打つ「あの家に帰りたい」他やさしい涙がこころにしみる12篇。思いっきり涙を流して癒される珠玉の物語たち。
(571円-本体価格/600円-定価)