今月のおすすめbook10
2007年10月

川の光 川の光
松浦寿輝(中央公論新社)

チッチとタータとお父さんのネズミ一家は、川辺で平和に暮らしていたが、ある日河川工事が始まり住処を失ってしまう。一家は川を下り、安住の地を求めての冒険が始まる…。足元で脈動する世界に優しいまなざしを向け、柔らかい魂の手触りを伝える物語。空前の反響を呼んだ新聞連載がついに単行本化!
(1,785円-税込)


追伸 追伸
真保裕一(文藝春秋)

単身でギリシャに赴任した悟に、一方的に離婚を切り出した妻の奈美子。納得できない悟に対し、奈美子は祖父母の間で買わされた50年前の手紙を送る。そこには、二組の夫婦の関係を二重写しにするような、誰も知ることのない真実が記されていた…。真保裕一、待望の新作!
(1,500円-税込)


三国志 第六巻 三国志 第六巻
宮城谷昌光(文藝春秋)

袁氏を滅ぼして、勢いを増す曹操。だが、臥龍とよばれた'知謀の士'諸葛亮と劉備の出会いがその覇道を阻む。一方、曹操の勢力拡大に脅威を抱く孫権は、劉備と手を組み、曹操との決戦「赤壁の戦い」がここに火蓋を切る。正史に基づく宮城谷版「三国志」。怒濤の第六巻、満を持しての刊行!
(1,700円-税込)


反転 闇社会の守護神と呼ばれて

反転 闇社会の守護神と呼ばれて
田中森一(幻冬舎)

伝説の特捜エースはなぜ、「裏」世界の弁護人に転向したのか?法の世界に携わってから38年。検事として、弁護士として見続けてきた日本のひずみや矛盾を綴る。政界・財界・裏社会に広がる人脈も実名。アウトローにしか生きられなかった男の自伝。
(1,785円-税込)


暴走老人! 暴走老人!
藤原智美(文藝春秋)

「あんた失礼じゃないかっ!」たいした理由もなく公共の窓口で突然キレる中年。病院での待ち時間にキレて看護婦を殴る年寄り…。いま一番キレやすいのは若者より「いい歳した」大人?!暴走する「新老人」たちの孤独にメスを入れ、品格なき日本人のいまを鮮烈に描き出す。新感覚ノンフィクションエッセイ。
(1,050円-税込)


下流社会 第2章

下流社会 第2章
三浦展(光文社)

時代のキーワードとなった「下流」。「下流」を発見した元祖である著者が、新たに実施した全国男性一万人調査結果などに基づき、職業別・雇用形態別に「下流意識」の内実を徹底検証。明らかになったのは、「正社員になりたいわけじゃない」といった本音であり、男女間の意識のギャップである。男の不満と女の希望は、下流社会をどこへ向わせるのか?ベストセラー第二弾!
(756円-税込)


超実践!セカンドライフ 超実践!セカンドライフ
三浦啓自(角川書店)

全世界で数100万人がハマり、日本語版も公開され話題を呼んでいる仮想社会「セカンドライフ」を第一人者がわかりやすく解説。登録・インストールなどの基本から、仮想社会ならではの諸問題、ビジネスへの応用のノウハウなどセカンドライフの全てがわかる一冊。
(720円-税込)


嗚咽 2ちゃんねるの泣ける話

嗚咽 2ちゃんねるの泣ける話
2ちゃんねる新書編集部・編(ぶんか社)

ずっと誰かに聞いてほしかった心の叫び、匿名掲示板の2ちゃんねるは、そんな思いを暖かく受け止めてくれる場でもある。悲しい話、つらい話のありの心を洗う涙の体験談!2ちゃんねる史上に残る、不朽の「名スレ」と呼ばれる「嗚咽」を厳選した一冊。
(840円-税込)


犯人に次ぐ 犯人に次ぐ(上)(下)
雫井脩介(双葉社)

川崎市で起きた連続児童殺人事件の捜査は行き詰まりを見せ、ついに現役捜査官をテレビに出演させるという荒技に踏み切る。白羽の矢が立ったのは、6年前に誘拐事件の捜査に失敗、記者会見でも大失態を演じた巻島史彦警視だった。史上初の劇場型捜査が幕を開ける!第七回大藪春彦賞を受賞した警察小説の傑作!
(上:630円/下:650円-税込)


カラフル

カラフル
森絵都(文藝春秋)

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思いださなければならないのだ。真としてすごすうちに、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに文庫化!
(530-税込)