今月のおすすめbook10
2008年8月

地の日 天の海 地の日 天の海 (上)(下)
内田康夫(角川書店)

会津芦名家の重臣・船木一族の嫡男として生まれた兵太郎は、将来を嘱望されていたが、自らの出生の秘密や争い事に嫌気がさし、出家し、随風と名を改めた。彼こそ、後に徳川家康の懐刀として重用された黒衣の宰相・天海の若き日の姿である。光秀、秀吉、そして信長と出会い、戦国の動乱のすべてを見聞きした天海を中心に戦国時代の英傑たちを凛々しく描いた野心的歴史超大作。
(各1,600円-本体価格/
 各1,680円-定価)


ダモイ遥かに

ダモイ遥かに
辺見じゅん(メディアパル)

今、この事実を次世代の子供達に伝えなくてはいけない…。ダモイ(帰国)の日はいつかくる、希望をなくしたら死んでしまう。祖国へのダモイ(帰国)を果たせないまま、凍土の大地に眠る数万余人の拘留者たち。極寒の地シベリアで飢餓と過酷な労働の中、希望を持ち続けた一人の日本人。仲間たちは彼の遺書を家族に届けるべく、命がけの行動を実行する。極限の状況下、かくも気高く生き抜いた男たちの物語。
(1,500円-本体価格/1,575円-定価)


ヴィヴァーチェ ヴィヴァーチェ
あさのあつこ(角川書店)

灰汁色の霧に覆われた地球。16歳のヤンは、最下層地区で暮らしながらも、大きな夢を持っていた。親友ゴドとともに、いつかロケットでこの星から飛び立つという。そう、あの伝説のヒーロー、バシミカル・ライのように。そのころ、海賊に宇宙貨物船が襲われたという知らせが、ステーションに入る。しかもその船は幽霊船だという…。あさのあつこが描き出す、少年たちのブレイブ・ファンタジー。
(1,500円-本体価格/1,575円-定価)


ダ・ヴィンチ 秘密の楽譜

ダ・ヴィンチ 秘密の楽譜
ジョヴァンニ・マリア・パーラ
(イースト・プレス)

「もう調べ尽くされたと思っていたのに、まだこんなところに暗号が!!しかもこんな大物だ!」日本テレビ系「天才ダ・ヴィンチ 伝説の巨大壁画発見!」で話題沸騰!ダ・ヴィンチが絵の中に隠した「想い」が、いま蘇る。天才画家レオナルド・ダ・ヴィンチが名画「最後の晩餐」のなかに忍び込ませたもの、それは謎のメロディーだった!ダ・ヴィンチが音に込めた驚くべきメッセージとは?
(1,600円-本体価格/1,680円-定価)


ひとりっ子の取扱説明書 ひとりっ子の取扱説明書
Dalle Dalle (廣済堂出版)

ワガママ?それともお人好し?シェアが苦手、ひとり好きの寂しがり屋、親の愛情が重い…。B型以上に問題な?ひとりっ子の基本的な機能、使用上の注意などをまとめた取扱説明書。「ギブ&テイクが出来ない。常にテイク」など、ひとりっ子に関するあるあるネタが満載の一冊。
(1,000円-本体価格/1,050円-定価)


夫婦の格式

夫婦の格式
橋田壽賀子(集英社)

「男を立てる」「内助の功」そんな言葉はどこへいってしまったのだろうか。21世紀を迎えた今、家族、夫婦、男女のありようが激変している。自己主張を強める妻と、その妻を御せない夫が築く未熟な家族模様は、さまざまなトラブルの元になっている。家族を再生するには、まず夫婦の再生が必須である。数多くの人気ドラマを通して家族のありかたを問い続けた著者の、時代に媚びない夫婦回生の秘訣。
(700円-本体価格/735円-定価)


親方はつらいよ 親方はつらいよ
高砂浦五郎(文藝春秋)

「大ちゃん」の愛称で人気を博した元大関が、親方になって早18年。その間、史上最年少で相撲協会理事に就任し、弟子・朝青龍は横綱に…。すべてが順風満帆の親方を襲った一大トラブル。それが「朝青龍騒動」だった。騒動の顛末からはじまり、親方としての管理能力、個性的な弟子の操縦法など、話題満載の高砂流親方論。
(740円-本体価格/777円-定価)


青春を山に賭けて

青春を山に賭けて
植村直己(文藝春秋)

家の手伝いからは逃げ、学校ではイタズラばかりしていた少年は、大学へ進んで、美しい山々と出会った。大学時代、ドングリとあだ名されていた著者は、百ドルだけを手に日本を脱出し、さまざまな苦難の末、夢の五大陸最高峰登頂を達成する。世紀の冒険野郎、そのケタはずれな世界放浪記。待望の新装版。
(552円-本体価格/580円-定価)


虹の彼方 虹の彼方
小池真理子(集英社)

女優の志摩子と作家の正臣。48歳と43歳の女と男が出会い、恋に落ちる。それぞれに家庭があり、名声がある。この恋が、どれほど周りの人を傷つけるのか、世間の非難をあびるのか。わかっていながらも、もうもどれない、もう一人では生きていけない。切なさが胸をうつ第19回柴田錬三郎賞受賞作品。
(857円-本体価格/900円-定価)


きみの友だち

きみの友だち
重松清(新潮社)

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる…。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長篇。
(590円-本体価格/620円-定価)