今月のおすすめbook10
2006年1月
生協の白石さん 生協の白石さん
白石昌則/東京農工大学の学生の皆さん
(講談社)

「牛を置いて!」「愛は売っているのですか?」東京農工大生協でかわされた「ひとことカード」の交流録。どんなにふざけた質問にも、まじめにそしてユーモアをもって答える白石さんに日本中の人が癒される!ほっこりとした暖かさを感じられるベストセラー!
(1,000円-税込)


あらしのよるに あらしのよるに
きむらゆういち(小学館)

オオカミのガブとヤギのメイ。あらしのよるに、お互いの正体を知らずに友達となった2人だったが…。絵本ながら口コミで広がり、今年アニメ映画にもなったベストセラーが原作者自らの手で書き下ろされた長編小説。ガブとメイの出会いから衝撃のラストまで完全収録。感動必至の愛と絆の物語。
(1,470円-税込)


砂漠 砂漠
伊坂幸太郎(実業之日本社)

入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という"砂漠"に囲まれた"オアシス"で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説!
(1,600円-税込)


博士の愛した数式 博士の愛した数式
小川洋子(新潮文庫)

「ぼくの記憶は80分しかもたない」記憶力を失った博士にとって私は常に"新しい"家政婦。博士は"初対面"の私に靴のサイズを尋ねた。数字が博士の言葉なのだ。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は、驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりにも悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。
(460円-税込)


マドンナ マドンナ
奥田英朗(講談社文庫)

人事異動でやってきた美しい部下に片思いしてしまう中年男を描いた表題作をはじめ、四十代・課長達の毎日をユーモアとペーソス溢れる筆致で描く短篇5編を収録。上司の事、お父さんの事、夫の事を知りたいあなたに必読の書!
(620円-税込)


模倣犯 1〜3 模倣犯
宮部みゆき(新潮文庫)

原稿用紙3,551枚、文庫にして全5巻!日本ミステリー文学の金字塔が遂に文庫化!1994年から書きはじめたというその内容は、被害者、加害者、それをとりまく人々のあらゆる視点から犯罪が生む犯罪を描いたもの。質・量共に圧巻だが、現代社会の問題点を描ききっている本作は、とんでもない事件の多かった今こそ読むべきもの。4巻5巻は12月下旬に発売。
(1…820円-税込)(2…620円-税込)
(3…700円-税込)


小泉首相が死んでも本当のことを言わない理由 小泉首相が死んでも本当のことを言わない理由 (上)

浅井隆(第二海援隊)

2005年9月の衆院総選挙で圧勝した小泉自民党。しかし、現実には1,000兆円を超える借金を抱えたわが国をどうたて直していくのか、解決の道すじはどうなっているのか?そんな「破減的借金」に関する「本当の情報」を基本的な数字と図を多用して分かり易く解説。
(1,470円-税込)


平凡な大学生のボクがネット株で3億円稼いだ秘術教えます!

平凡な大学生のボクがネット株で3億円稼いだ秘術教えます!
三村雄太(扶桑社)

2005年3月発売の週刊SPA!で取材されるや、問い合わせが殺到!名古屋在住の平凡な大学生がわずか2年で30万円を3億円にしたという、その驚くべき「三村式株投資術」が本書で明らかになる!!
(1,365円-税込)


犯罪はこの場所で起こる 犯罪はこの場所で起こる

小宮信夫(光文社)

女児殺害事件など、いやな事件の多かった年でしたが、そんな凶悪犯罪から子どもを守る最新理論を紹介している本です。欧米ではすでに取り入れられている、「犯罪をあきらめるような環境」をつくることによって犯罪を防ぐという考え方で、著者も安全な街づくりのエキスパートとしてたびたび新聞などにも登場しています。
(756円-税込)


まつたけの文化誌

まつたけの文化誌
岡村稔久(山と渓谷社)

まつたけが日本人の心を動かすのは、生活に深くかかわってきたからだといったまつたけに関するエピソード満載の本です。山を慈しみ、山と対話しながら暮らしてきた日本人の心、日本の自然、日本の文化が見えてくる、他に類書のないユニークな本です。スローライフを楽しむ事始めとしてもオススメ!!
(2,625円-税込)