今月のおすすめbook10
2006年7月
強運の持ち主 強運の持ち主
瀬尾まいこ(文藝春秋)

元OLの占い師、ルイーズ吉田は大忙し!直観だろうと占い本通りだろうとかまわない。でも、どんなつまらない相談事でも、人生にかかわる一大事でも同じように真剣に占わないといけない。当たる当たらないは問題じゃなく、相手が納得する答えを出さないといけない。「がんばって。きっといいことがあるわ」読んだら元気が出る、待望の新作。
(1,300円-税込)


愛の流刑地 (上)(下) 愛の流刑地
渡辺淳一(幻冬舎)

その男と出会い、女はすべてを捨てた。生まれて初めて知った狂おしいほどの性の悦び─。エクスタシーの頂点で、女が男に求めた究極の行為とは?男女の性愛を大胆に描写し、論理ではとらえきれぬ情感の妖しさを描いた、日本経済新聞社連載中から大反響を巻き起こした衝撃の問題作。
(各1,680円-税込)


うそうそ うそうそ
畠中恵(新潮社)

身体は弱いが知恵に溢れる日本橋・大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な怪に守られながら、今日も元気に寝込んでいた。その上、頭に怪我まで負ったため、大甘の二人の手代と兄の松之助と箱根へ湯治に行くことに!初めての旅に張り切る若だんなだったが、誘拐事件、天狗の襲撃、謎の少女の出現と旅の雲行きはどんどん怪しくなっていき…。大好評「しゃばけ」シリーズ第五弾!
(1,470円-税込)


あした笑顔になあれ あした笑顔になあれ
水谷修(日本評論社)

「子どもたちの目輝いてますか。夜の暗い部屋で、夜の暗い街角で、子どもたちが苦しんでいます。変えましょう、変えなくては。私たち大人からの限りない優しさで。」いま親たちも子育てに悩み自らを責めている。夜回り先生が、どうしたら子どもたちが「あした笑顔になる」かを訴える。
(1,470円-税込)


新・ゴーマニズム宣言 新・ゴーマニズム宣言15
小林よしのり(小学館)

ニッポン分裂!「格差社会」を斬る!小林よしのりが「格差社会」と「靖国問題」という日本の2大テーマを論じた決定版!「マネーゲーム」を主導し、「ホリエモン」や「耐震偽装問題」を生んだ真犯人は誰なのか?経済論戦から歴史論争まで、この歴史的転換点に"ゴー宣"から「情報」でなく、生きるヒントとなる「知識」を読み取れ!
(1,260円-税込)


100万回の言い訳

100万回の言い訳
唯川恵(新潮文庫)

知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。恋人になったら、結婚したいと思った。夫婦になった今、次はどうすればいいのだろう─。士郎と結子は結婚7年。平穏な生活で仲は悪くない。けれど何か足りない…。離れて、恋をして、再び問う夫婦の意味。結婚に悩めるあなたの胸に、静かな波紋を呼び起こす長篇小説。
(700円-税込)


クライマーズ・ハイ クライマーズ・ハイ

横山秀夫(文春文庫)

1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者、悠木和雅が全権デスクに任命される。組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とは─。あらゆる場面で己を試され、ふるいにかけられる、著者渾身の傑作長編。
(660円-税込)


天使と悪魔
(上)(中)(下)

天使と悪魔
ダン・ブラウン(角川文庫)

ハーヴァード大の図像学者・ラングドンは、ある紋章についての説明を求められる。それは17世紀にガリレオが創説した科学者たちの秘密結社"イルミナティ"の伝説の紋章だった。大量反物質の生成に成功した科学者が殺され、死体の胸に焼印として押されていた紋章…。事件はヴァチカンを舞台とした殺人ゲームと姿をかえてゆく。大ベストセラー「ダヴィンチ・コード」の主人公、ラングドンの最初の事件が遂に文庫化!
(各620円-税込)


プリンシプルのない日本 プリンシプルのない日本

白洲次郎(新潮文庫)

「風の男」、そして「占領を背負った男」─戦後史の重要な場面の数々に立ち会いながら、まとまった著作は遺さなかった白洲次郎が、生前、散発的に発表した文章がこの一冊に。日本人の本質をズバリと突く痛快な叱責は、現代人の耳をも心地良く打つ。その人物像をストレートに伝える、唯一の直言集。
(500円-税込)


勝ちにいく身体

勝ちにいく身体
坂田信弘/斎藤孝(角川oneテーマ21)

「鍛えて伸ばす本質は、スポーツも勉強も同じ」「本気で勝ちたい人には、反復練習が必須」「考える力があれば、人に頼らず自分を伸ばせる」プロゴルファー・坂田信弘と明治大学教授の斎藤孝が、みるみる上達する「コツ」と「力」の伸ばし方など、勝つ方法を徹底指導!
(740円-税込)