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2007年4月
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ひとり日和 |
青山七恵(河出書房新社)
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東京で暮らせるのであれば、なんだってよかった。20歳の知寿が居候することになった遠い親戚の71歳の吟子さんの家。ふたりが暮らした春夏秋冬をとおして、ヒロイン・知寿の自立をしなやかに描く。第36回芥川賞受賞作。 |
小学五年生 | ![]() |
重松清(文藝春秋)
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「お父さん!お父さん!お父さーん!」父は死んだ。心に寂しさを抱えながらも健気に生きる少年たち。意外とおとなで、やはり子ども。人生で大事なものは、みんな、この季節にあった…。笑顔と涙の少年物語。全17編。 |
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LAST LOVE |
Yoshi(講談社)
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幼い頃に刻まれた傷で、愛に正面から向き合えない結、24歳。妻の死で自分を責め続けるサックス奏者・明、53歳。ニューヨークで運命的に出会った二人は、年の差を越え、惹かれ合っていく。しかし、過酷な選択が待ちうけていて…。真実の愛の意味を問う、悲しくも美しい物語。 |
楽老抄II あめんぼに夕立 |
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田辺聖子
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NHK朝ドラ「芋たこなんきん」で注目のおせいさんの老いぬる日々は、「あはれ」と「をかし」の間を行き来して…。「ただしく」よりも「たのしく」生きる!老いればこその人生の楽しみかたがいっぱいつまったエッセイ集第2弾! |
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ゴー宣 暫 1 |
小林よしのり(小学館) |
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ニッポンの欺瞞に堪忍袋の緒が切れた!至極の「荒事」遂に幕開き!今庫の決めゼリフは「暫く、暫く、しばぁらぷぅぅぅぅ…」。「ゴーマニズム宣言」の新シリーズ第1弾。平成の歌舞伎者「よしりん権五郎」が問いかける前人未踏の同時代漫画。 |
変われる国・日本へ |
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坂村健(アスキー新書)
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安倍政権が政策に掲げたことで注目を集めた「イノベーション」とは何か?それは単なる技術革新にとどまらず。社会の大きな変化を起こすことである。そのためには、日本は根底にある文化から、ものの考え方、法律の作り方まで、ありとあらゆるものを変える必要がある。これからの日本をどうしたいのかを考える一冊。 |
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三毛猫ホームズの暗黒迷路 |
赤川次郎(光文社カッパノベルズ) |
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定年を間近に控えた笹井刑事は、片山刑事たちとともに、連続殺人犯・金山を追いかけていた。しかし、金山は袋小路に逃げ込み、笹井は若手刑事の若厚を金山と間違えて撃ってしまう。しかも、隠れていた金山が見ている前で…!笹井を脅迫し、逃亡を手助けさせようとする金山。やがて、新たな殺人事件が!思わぬ展開を見せる、超人気シリーズ最新作! |
禁じられた楽園 |
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恩田陸(徳間文庫)
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平口捷は、若き天才美術家の烏山響一から招待され、熊野の山奥に作られた巨大な野外美術館を訪れた。そこは、むせかえるような自然と奇妙な芸術作品、そして、得体の知れない"恐怖"に満ちていた。現代の語り部・恩田陸が贈る、幻想ホラー超大作! |
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幻夜 |
東野圭吾(集英社文庫) |
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阪神淡路大震災の混乱の中で、衝動的に殺人を犯してしまった男。それを目撃した女。二人は手を組み、東京へ出る。女の指示のまま、悪事に手を染めてゆく男。やがて、女の思いもかけない真の姿が浮かびあがってくる。彼女はいったい何者なのか?!名作「白夜行」の興奮がよみがえる傑作長篇。 (1,000円-税込) |
輪違屋糸里 (上)(下) |
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浅田次郎(文春文庫)
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「みぶろ」と呼ばれる壬生浪士組は、近藤勇ら試衛館派と芹沢鴨の水戸派の対立を深めていた。土方歳三を慕う島原の芸妓・糸里は、姉のような存在である輪違屋の音羽太夫を芹沢に殺され、浪士たちの内部抗争に巻き込まれていく…。「壬生義士伝」に続き、新撰組の闇「芹沢鴨暗殺」の謎に迫る心理サスペンス。 |
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