今月のおすすめbook10
2008年2月

魔女の盟約 魔女の盟約
大沢在昌(文藝春秋)
前作「魔女の笑窪」で忌まわしい事件に決着をつけた水原は、実は巨大な陰謀に利用されていたことを知る。韓国で知り合った女性捜査官・白理とともに日本に戻った水原は、真実を暴く戦いに挑む。釜山・ソウル・上海・東京を舞台にしたスケール感溢れる最新作!
(1,785円-税込)

禁断のパンダ

禁断のパンダ
拓未司(宝島社)

柴山幸太は神戸でフレンチスタイルのビストロを営む新進気鋭の料理人。彼は、出席した結婚披露宴で人間離れした味覚を持つ中島という老人と知り合った。その翌日、神戸ポートタワーで一人の男性の刺殺体が発見される…。「このミステリーがすごい!」第六回大賞受賞。
(1,365円-税込)


Wish Wish
小手鞠るい(河出書房新書)

わたしたち、これから、どこへ行くの?いつまで、つづくの?キスよりも、恋よりも、もっと圧倒的に、ひたひたと、満ちてくるものがあった。空っぽだった器がみるみる満たされてゆく…。大好きな彼と出会って付き合い始めたのに、あのことがどうしても、できない。愛って何?菜花、17歳。23歳までのピュアな恋愛成長物語。
(1,470円-税込)


余命1ヵ月の花嫁

余命1ヵ月の花嫁
TBS「イブニング・ファイブ」編
(マガジンハウス)

長島千恵さんは23歳の時に乳がんが発覚。当時、交際を申し込まれていた赤須太郎さんと一緒にがんと闘う決心をする。しかし、がんは進行し「余命1ヵ月」と宣告。千恵さんの「ウエディングドレスを着たい」という気持ちを実現させるため、結婚式が友人たちの力で行われるが、残された時間はわずかで…。がんと闘い、最後まで人を愛し、愛され、懸命に生きた24歳の女性の「現実」の記録。
(1,470円-税込)


病気にならない生き方 3 病気にならない生き方 3
新谷弘実(サンマーク出版)

体には、あなたの生き様が刻まれている。誰もが望んでいる「いつまでも若々しくありたい」という願い。なぜ人間は老けていくのか?なぜ同じ年齢なのに「若く見える人」と「老けて見える人」がいるのか?そもそも老化とは何なのか?心の若さとみずみずしい体を手に入れる「若返り編」。外科手術も、美容器具も一切必要ない、安全で効果の高い若返りの秘訣が満載。ベストセラー第3弾。
(1,680円-税込)


日本の10大新宗教

日本の10大新宗教
島田裕巳(幻冬舎)

多くの日本人は新宗教をずっと脅威と好奇の眼差しで見てきた。しかし、そもそも新宗教とはいかなる存在なのか。「宗教」の概念が生まれた明治以降それがいつどう成立したか案外知られていない。代表的教団の教祖誕生、組織、社会問題化した事件、弾圧などをひもときながら、日本人の精神と宗教観を浮かびあがらせた一冊。
(756円-税込)


すべらない敬語 すべらない敬語
梶原しげる(新潮社)

敬語を正しく使って嫌われた首相もいれば、「タメ語」連発で愛される人もいる。使えないのは論外だが、やたらと使うのも考えもの。敬語は必要に応じて使うべき「武器」なのである。「すべらない」敬語とはどう身につけるのか?敬語という巨大な森の中を探検するうちに、喋りの力がアップする!
(714円-税込)


居眠り磐音江戸双紙 朧夜ノ桜

居眠り磐音江戸双紙 朧夜ノ桜
佐伯泰英(新潮社)

梅香漂い、江戸が小正月を迎える頃、佐々木磐音はおこんとともに御典医桂川国瑞と織田桜子の祝言へ列席していた。折しも、界隈で横行する不逞の輩が花嫁行列を塞ぎ…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著書渾身の書きおろし痛快時代小説。大人気シリーズ、新展開でスタート!
(680円-税込)


三姉妹、ふしぎな旅日記 三姉妹、ふしぎな旅日記
赤川次郎(講談社)

三姉妹の乗った車が大爆発!衝撃の為、時空を溯ってしまったナチスドイツで美しい女子大生・ソフィアと知り合うが、彼女には人には言えない重大な秘密があった…。自分たちの未来、そして自由と友情のために行動する決心をした三姉妹の運命は!過去と現在、ドイツと日本が交錯する驚きの新展開!大人気シリーズ第20弾。
(580円-税込)


異邦人(上)(下) 異邦人
パトリシア・コーンウェル
(講談社)

全米女子テニス界のスタープレーヤーが休暇先のローマで惨殺された。遺体はひどく傷つけられ、くり抜かれた眼窩には砂が詰め込まれていた。イタリア政府から依頼を受けた法医学コンサルタントのケイ・スカーペッタは、法心理学者のベントンと共に、事件の調査に乗りだした。検視官シリーズ、待望の第15弾。
(各800円-税込)