今月のおすすめbook10
2008年4月

流星の絆 流星の絆
東野圭吾(講談社)
洋食店「アリアケ」の経営者夫婦が殺された。功一、泰輔、静奈の三兄妹が、ペルセウス流星群を見に出ていた間の惨劇だった。両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。14年後、彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺達の仇の息子に惚れてるよ。」息もつかせぬ展開、張り巡らされた伏線、驚きの真相、涙が止まらないラスト!
(1,700円-本体価格/1,785円-定価)

ツバメ記念日 季節風・春

ツバメ記念日 季節風・春
重松清(文藝春秋)

「わたし、お母さんのおひなさま、捨てたくない…。」記憶の中の春がつれてくる懐かしい母の面影、故郷の景色、そして若き夫婦の葛藤…。人々の胸をうるおすものがたりの歳時記。「めぐりびな」「球春」など12篇を収録。重松清の中期の中核を担う季節風シリーズ、「春」の巻。
(1,400円-本体価格/1,470円-定価)


埋もれる 埋もれる
奈良美那(宝島社)

ソウルに留学している由希は、恋人のパクとの生活に一歩を踏み出せない。そんなある日、由希は乗り合いタクシーでテソクと出会う。由希はようやくしがみつくべきものを見つけるが、それさえも決して確かなものではなかった…。第三回日本ラブストーリー大賞受賞作。
(952円-本体価格/1,000円-定価)


人生に無駄はない

人生に無駄はない
江原啓之(新潮社)

ただ愛を求めていました、本当の愛も知らずに…。初めて綴る、波乱と感動の手記。下町で育った少年時代、若き日の両親との死別、自らの霊能力との葛藤の日々、苦行だったカウンセリング…。それはすべて未熟な一人間が真理を悟るための得がたい経験だった。スピリチュアルカウンセラー活動20周年を迎える著者が自らのライフストーリーを通して、人の生きる道をやさしく指し示す。
(1,300円-本体価格/1,365円-定価)


2時間で足が速くなる! 2時間で足が速くなる!
川本和久(ダイヤモンド社)

走り方さえ身につければ、誰でも、何歳からでも足は速くなる!池田久美子、丹野麻美ら次々日本記録を更新する福島大学の名匠・川本監督が始めた新走法ポン・ピュン・ラン。これさえマスターすれば、大人も子供も2時間で足が速くなる!運動会で一等賞がとれる!
(1,429円-本体価格/1,500円-定価)


読み上手 書き上手

読み上手 書き上手
齋藤孝(筑摩書房)

読み流さない!書き損じない!生き残る能力を鍛えよう!入試や就職はもちろん、人生の様々な局面で読み書きの能力は重視される。本の読み方、問いの立て方、国語の入試問題などを例に、その能力を鍛えるコツを伝授する。
(760円-本体価格/798円-定価)


つぶせ!裁判員制度 つぶせ!裁判員制度
井上薫(新潮社)

新たに始まろうとしている裁判員制度。しかし、この制度は本当に有効なのか?ある日突然、我々にやってくる「裁判員を命ず」という恐怖の召集令状。参加させられたら最後、一般市民が凄惨な現場写真を見せられ、被告人に睨まれ、死刑判決にまで関与しなくてはならない。国が進める世紀の愚行を、元検事が完膚なきまでに批判!
(680円-本体価格/714円-定価)


プロ論。【才能開花編】【情熱探訪編】 プロ論 才能開花編・情熱探訪編
B-ing編集部(徳間書店)

仕事がつまらない、働くのがイヤ、才能がない。そんな人たちが多い一方で、仕事を楽しんでやり、しかも結果を出している人たちも存在する。彼らはどうやって自分の適職に気づき、才能を開花させていったのか?各界の時代をリードするプロたちの仕事術を「才能開花編」と「情熱探訪編」にわけて紹介。
(各648円-本体価格/各680円-定価)


Θは遊んでくれたよ Θは遊んでくれたよ
森博嗣(講談社)

飛び降り自殺とされた男性死体の額には「Θ」と描かれていた。半月後には手のひらに同じマークのある女性の死体が。さらに、その後発見された複数の転落死体に印されていた「Θ」。自殺?連続殺人?「Θ」の意味するものは?N大病院に勤める旧友、反町愛から事件の情報を得た西之園萌絵らの推理は…。好評Gシリーズ第二弾!
(571円-本体価格/600円-定価)


ブルータワー

ブルータワー
石田衣良(徳間書店)

悪性の脳腫瘍で、死を宣告された男が200年後の世界に意識だけスリップした。地表は殺人ウィルスが蔓延し、人々は高さ2キロメートルの塔に閉じ込められ、完璧な階層社会を形成している未来へ。平凡な一人の男が、天を衝く塔を崩壊から救う!魂の冒険と愛の発見の物語。
(762円-本体価格/800円-定価)